本編終了後に約5分間のリハーサル映像が流れます。実際に起きた心霊現象の様子が含まれますので、最後まで席を立たずにご鑑賞下さいませ。
離れた者同士が繋がって会話を楽しむ事ができるZoomに、もしも悪霊が参加したら…。
舞台は新型コロナウイルスでロックダウン中のイギリス。Zoomを介して死者との交信を行う「Zoom交霊会」を始めた6人の男女に、
次々と異変が起こる!恐怖から逃げようにも、ロックダウン下では外に出られず、安全なはずのステイホームも悪霊の前では機能しない。
彼らは暗闇に潜む何かから逃れることができるのか―?!未曾有の非常事態が生んだ初のZoomホラーが、この冬日本に上陸する!
監督は、弱冠17才で初監督を務めた『Strings』(12・未)が、英国インディペンデント映画賞レイダンス賞を最年少で受賞した俊才ロブ・サヴェッジ。撮影は全編Zoomで行い、監督やスタッフ、出演者は1度も接触すること無く安全に行われたが、実際の撮影では出演者が不可解な音を聞き、突然物が倒れる心霊現象が発生。
ネット上ではその真相を巡っていまも様々な憶測が飛び交っている…
新型コロナウイルスでロックダウン中のイギリス。6人の友人グループはロックダウン中も週に1度はZoomを介して定期的に集まろうと約束を交わす。ある時、グループの1人、ヘイリー(ヘイリー・ビショップ)が霊媒師をゲストに招き、みんなで「Zoom交霊会」をしようと提案する。メンバーはヘイリーの新しい提案にのり、いつもの飲み会のノリで和気あいあいと交霊の儀式を始める。部屋の照明を落とし、ろうそくを用意して、霊媒師の先導で進行していたが、そのうちそれぞれの部屋で異変が起こり出す。霊媒師は除霊を試みたが効果はなく、不気味な現象は次第にエスカレートしていく。彼らは暗闇に潜む何かから逃れることができるのか―?!
アメリカ・ミシガン州デトロイトとアリゾナ州ツーソンの郊外で育つ。ロンドンのロイヤル・セントラル・スクールオブ・スピーチ・アンド・ドラマで演技の修士号を取得。イギリス・ロンドンとアメリカ・ロサンゼルスの両方に拠点を置き活動している。主な出演作にジェラルド・バトラー主演のアクション『エンド・オブ・ステイツ』(19)、ドラマ「Deep State(原題)」(18)がある。
イギリス・ロンドンを拠点に活動。フョードル・ドストエフスキーの小説「分身」を映画化した『嗤う分身』(13)に出演。2016年には短編映画『AMONGSWEET FLOWERS AND SHADES(原題)』(末)に出演、映画はイギリスのリフトオフ映画祭でベストショートライブアクション賞を受賞した。2017年に開催された「ABC Discovers UK Digital Talent」のコンペティションで優勝し、ABCとタレント契約を結んだ。その後、パティ・ジェンキンス監督の『ワンダーウーマン』(17)では女王の護衛役で出演。また、2020年発売のプレイステーション4専用ゲームソフト「仁王2」では、無明役のヨーロッパ・英語圏版吹替声優を担当した。近年の出演作に『DOOM/ドゥーム:アナイアレーション』(19)、ドラマ「シェイクスピア&ハサウェイの事件簿」(18-19)。女優だけでなく、映画プロデューサーとしても活動しており、短編映画『EXILE INCESSANT(原題)』(16・末)をプロデュースした。続いてプロデュースした短編『ALL OF ME(原題)』(17・末)は、カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、「最も優れた短編映画」と評された。
イギリス・ロンドン南東部出身。英国アイデンティティ・スクール・オブ・アクティングを卒業後、映画と演劇両方で活動している。エリザベス2世の生涯を描いたNetflixの伝記ドラマ「ザ・クラウン」(16)に出演。その後、短編映画『Multiplex(原題)』(20・末)で映画デビュー。本作が、初の長編映画出演作となる。また、マクドナルドやサムスン等多数のCMにも出演し、ミュージシャンやモデル、ライターとしても活動している。
主な出演作に、本作の監督であるロブ・サヴェッジによる短編映画『Dawn of the Deaf(原題)』(16・末)、『In to the Snow(原題)』(17・末)がある。
イギリス・エセックス出身の女優であり、監督。4歳から子役として活動し、後にロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマを卒業。女性の表現活動・社会進出を企業理念とした制作プロダクション「イット・ガールズ・プロダクション」の創設者でもある。主な出演作に、自身が監督・脚本も務めた短編映画『Stalling it(原題)』(20・末)がある。
スタントマンとして活動。本作では新型コロナウイルスによるロックダウン期間での映画制作となった為に、俳優とスタントの両方を務めた。これまでスタントを担当した主な作品に、ドラマ「ヴァイキング ~海の覇者たち~」(13~)、『Madness in the Method(原題)』(19・末)がある。
映画やテレビ、CMなどマルチで活躍し多数の賞を受賞している。17才の時に、制作費わずか£3,000(日本円で約40万)で長編映画『Strings(原題)』(12)を制作した。同作では監督、脚本、撮影、共同プロデューサーを務め、第8回ローマ国際映画祭でプレミア上映され、第15回英国インディペンデント映画賞(BIFA)でレイダンス賞を受賞。BIFAの史上最年少受賞者として注目された。また、SCREEN誌が選ぶ「未来の国際的スター」の1人に選ばれている。その後、多数のテレビシリーズや映画を制作し、主な作品に『Dawn of the Deaf(原題)』(16・末)、『Salt』(17・末) (いずれも短編映画)がある。近年の作品に、古代ローマを舞台にしたテレビシリーズ「Britannia(原題)」(19・末)全3話(監督&脚本)がある。最新作は、サイコホラー『Seaholme(原題)』(21年公開予定)。
受賞歴
本作を監督したロブ・サヴェッジ監督と、俳優陣は普段から交流があり、仲の良い間柄だという。本作の誕生のきっかけは気の知れた仲間たちとの他愛もないオンライン飲み会で起きたある出来事だった。監督のロブ・サヴェッジはそのユニークな誕生秘話について、「本作のキャストとスタッフは、ロックダウンが始まったときにZoomで私と遊んでいた人達でした。NetflixパーティやZoom飲み会など、楽しいことを色々一緒にやっていました。ロックダウンが始まる前、ちょうど私は新しいアパートに引っ越したのですが、その屋根裏部屋から奇妙な音が聞こえていました。そこで私は、斧を持った殺人鬼が住んでいないか確認しようと考えました。」と振り返る。「私は屋根裏部屋へ上がってみましたが、斧を持った殺人鬼などいませんでした。しかしそこはとても不気味な空間だったのです。私は<そうだ、これを使って何かできるかもしれない>と思いつきました。私は友人たちをZoomで呼び出し、屋根裏部屋から音が聞こえている、確認しに行くのでその様子を見守ってほしいと頼んだのです…。」そうして監督は仲間たちを驚かせ、その映像を自身のTwitterで公開、投稿は約22万7千回(2021.1.18付)も再生され、ネット上で話題となった事で、動画を基に米最大のホラー映画配信サービスShudder(シャダー)製作で、映画化が決定した。
本作の製作が開始されたのは、2020年の4月頃で、新型コロナウイルスが世界中で深刻な状況下にあった頃だ。外出禁止の日々が続く中での製作について、監督は次のように語る。「このときはロックダウンのピークであり、この状況が年内いっぱい続くかもしれないと皆が思い始めていました。私達はかなりのホラーファンであり、この過程を通して自分自身に常に、“この狂気の中で自分が見たい映画は何なのか”と問いかけていました。」監督が続ける。「幾つかの企業から映画化について幾つかのオファーがありましたが、Shudderが最適だとすぐに感じました。彼らの作品が好きだっただけでなく、Shudderなら想定した観客であるホラーファンにダイレクトに届けられるからです。」
コロナ禍での映画制作は通常の撮影方法で行う事が出来ず、いつもとは違う方法で撮影を行わなければならなかった。監督がその舞台裏を明かす。「本編の様々な部分で、スタントマンを起用しています。俳優の演技の終わりとスタントマンの演技の始まりを、巧妙な編集と効果でうまく隠しているのです。例えば、ある登場人物の家は、繋ぎ目なく編集された5つの別々の家で構成されています。登場人物の寝室は俳優達の本物の寝室であり、台所は私の自宅の台所を使用、それから登場人物が空中に持ち上げられるシーンでは、スタントマンがまた違う家で行っているのです。その人物が窓から落ちるとカメラがぼやけて、別のスタント用の家でスタントマンが墜落するシーンとなるのです。このように私達は、これら全ての出来事が本物の俳優達に起こっているかのように、観客たちに見せられるような方法を探し出しました。」しかし、特殊な状況下でのスタントマンを用いた撮影には、難しい点もあった。監督がなおも説明する。「最初に撮影したスタントは、誰かが天井から床に落ちるというもので、特に大変でした。私ではありません、私は自宅で部屋着を着て座っていただけです。演じていたスタント・コーディネーターのナサニエルがです。彼はロープで吊り下げられ、彼の足元で俳優が演じている間、3分近くもその体勢を維持しなくてはなりませんでした。その後、彼は落下しますが、床ギリギリのところで装置が作動し着地の衝撃を和らげるはずでした。しかし作品で使われた最後のテイクでは、装置が作動しませんでした。彼はジャガイモの袋のように床に叩きつけられましたが、幸いなことに死にはしませんでした。」
いつもの撮影現場とは異なる環境下での演技について、俳優のジェマ・ムーアは監督とのやりとりを打ち明ける。「全体の流れがどうなるのか、想像するのが難しかったです。監督とは撮影中、常にメッセージでやり取りをしていました。出来上がった映像を初めて観た時、キャロルが大変な事になっていて衝撃を受けました。かなり描写がグロテスクだったからです。思わず監督のロブに、なんてトラウマ的なシーンなの!と訴えました。」
本編では物が倒れる、椅子が引っ張られるなど、様々な心霊現象が起きるが、その全てをZoomで撮影した方法について、監督は説明する。「ほとんどの特殊効果はカメラを使って行いました。私は映画業界で10年働いているので、素晴らしい仕掛けができる人をたくさん知っています。しかも彼らはロックダウン中することがなく、家で座りながら仕事に戻りたいと願っていました。そこで、特殊効果からスタント・コーディネーターまで、手伝ってくれる人と彼らができる仕事のリストを作りました。ロックダウン中にZoomで映画が作られたと聞くと、皆どんなものができたのか期待するでしょう。私たちはその期待を超えたものを生み出したかったのです。」また、リモート撮影には有利な点もあった。監督が語る。「当初私は、リモートで撮影することに非常に不安を感じていました。しかし最終的に、通常のセットで行うのとあまり変わらないと感じるようになりました―また皆離れた場所にいたので熱量が違っていました。とてもエキサイティングで創造的なプロセスでした。最も良かったのは、リモートで撮影しているので、インターネットに接続できる人なら誰でも私たちの撮影に参加できると気づいたことでした。全員が休暇だったので、素晴らしい協力者達を仲間にする事ができ、通常の条件下でできる範囲を超え、この作品をより良いものにすることができたのです。」
撮影にあたり、実際に霊媒師を呼んで監督・スタッフ・キャストで交霊会を実施した。その途中でキャストに心霊現象が起きたという。当時の状況について、監督が振り返る。「作品のリサーチの一環として、私は本物の霊媒師を雇い、俳優たちとZoom通話を通して実際に交霊会を行いました。最初はジョークのつもりでしたが、夜が更けるにつれ奇妙なことが起こり始めました。エマが身体に圧力を感じ、ジェマの棚から本が飛び出しました。それから、私達が最も恐ろしかったことなのですが、霊媒師の通話が切れてしまったのです。彼女のインターネット接続は切断され、私たちは自分達の手で交霊会を終えなければならなかったのです!」。出演者のジェマ・ムーアはその時の事を語る。「私の部屋で大きな音がして、本棚から物が倒れたので、私は直ぐに立ち上がり恐怖で涙が出ました。かなり怖かったです。私の役は、みんなを怖がらせるために皆に変な事を言う役でしたが、私よりもはるかに勇敢でした。もう二度とZoom交霊会はやりたくないと思いましたが、きっとまた仲間たちとやるのではないかと思います。反対できないのです。」リハーサルの模様は本編終了後に、メイキング映像として、観る事ができる。
全編Zoomで撮影されたホラーとして、映画界からも注目が集まっている本作だが、コロナ禍での映画製作の秘訣について、監督が語る。「制限を強みとして使うことが鍵だと思います。従来の映画を作るとき私が頼りにしていた悪い習慣を今回は使えませんでした。物語の矛盾や演技の撮影ミスを隠すための巧妙なカメラワークなどです。監督は皆、いつも使うトリックのネタを持っていますが、今回私はそれを使えませんでした。また、プロのセット内にあるような大掛かりな装置が無かったため、多くの時間を費やしてしまいました。ヘアメイク、カメラ、照明、そのいずれもありませんでした。そのため俳優たちと共に多くの時間を過ごすこととなり、素晴らしい経験となりました。通常の撮影ではただ過ぎ去っていくこのような時間を我々は得られたのです。全てのZoom通話において私はカメラ外に座ることができたので、ミュートを解除してアイディアを投げかけたり、「そのセリフを元に戻して」と言ったりするだけで、通常のセットに自分がいるかのように、全てのシーンと演技を形にすることができました。」続いて俳優のラディーナ・ドランドヴァも今回の撮影で感じた事を語る。「毎日監督やスタッフたちと撮影前に今日はどうするか、部屋の中の何をどう使うのか、話し合いを重ねてから撮影に挑んでいました。とても有意義な時間でした。」
■ 配布日:2021年1/15(金)より
■ 配布場所:全国の上映劇場
※ポストカードはご入場時、先着での配布となります。無くなり次第、終了とさせて頂きます。
応募方法
1. 入場者プレゼント「AR機能付き特製ポストカード」を、専用アプリ「COCOAR2」でスキャン
2. 現れた絵柄で写真を撮影
3. 株式会社ツインのInstagramアカウントtwinmovie2をフォローし、「#ズーム見えない参加者みた」 を付けてInstagramに写真を投稿
※当選者へはアカウント「twinmovie2」よりメッセージをお送り致します。予めメッセージを受信出来るようご設定下さい。
本キャンペーンの当落については、いかなるお問い合わせも受け付けする事が出来ません。